ムクナ豆畑に立つ紀州ほそ川社長

研究

和歌山から全国へ!いま「国産ムクナ豆」に熱い視線が注がれる理由

やっぱり国産豆がいい!というニーズを満たすために

不定愁訴や動きづらくなった手足の動きが良くなると話題の「ムクナ豆」。シニア世代のみならず30代以降の責任世代からも注目を集める豆ですが、このムクナ豆の国内での栽培が一度、途絶えてしまったのはご存じでしょうか。ムクナ豆はどのようにして今日のように国内で再び注目を集めるようになったのでしょうか。

 

一般的に、農産物の「国産」を支持する人々の主な理由は

  1. 新鮮である
  2. 安心感、信頼感を感じる

という点が挙げられます。

 

このような「国産」へのニーズはムクナ豆においても例外ではなく、通販サイトAmazonの「ムクナ豆」売れ筋ランキングの上位を国産製品が占めている点にも現れています。※

※2022年7月13日午後1時時点でAmazonムクナ豆粉末商品の上位5位を国産製品が独占

しかしニーズの高まりに反して、国産ムクナ豆の生産量が圧倒的に足りないという事態に。そこで先代の頃よりいち早くムクナ豆研究を続ける和歌山県の(株)紀州ほそ川で国産ムクナ豆の生産地を全国に広げる取り組みが始まりました。

 

梅畑に囲まれたみなべ町の風景

「紀州ほそ川」自社農場がある和歌山県みなべ町は日本一の梅の産地。一面の梅畑に囲まれて、温暖な気候でムクナ豆もよく育つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国産ムクナ豆の認知を拡げ、新市場と農地の両方を開拓

和歌山県立医科大学と和歌山県農業試験場の共同研究に参加した紀州ほそ川は、2008年にムクナ豆の栽培をスタート。
複数大学との共同研究を重ねる中で当時はほとんど世に出ていなかったムクナ豆情報をインターネットで発信し始めます。この広報活動により、国内での「ムクナ豆」は劇的に認知を上げ、数年でムクナ豆の注目度はうなぎ上りに増していきます。※
その後、国内での高まるムクナ豆需要を受け、全国規模での生産者募集を経て、積極的に新たな産地開拓も行ってきました。

※2021年度のGoogleおよびYahoo!における「ムクナ豆」「八升豆の」検索ボリュームは2017年の約4倍に上昇

 

次の目標は、ムクナ豆を大豆のように身近な食材とすること

注目を集めるムクナ豆の需要をすべて満たすだけの農地開拓を行ってきた結果、国内のムクナ豆農地は飛躍的に拡大。紀州ほそ川のムクナ豆は日本においてシェアNo.1、国内での生産総数の71.4%を誇ります。※
※2021年日本ムクナ豆協会調べ

そんな紀州ほそ川の次なる目標は、ムクナ豆を大豆のような、普段の暮らしに欠かせない身近な食材にすること。栄養価が高く、何より他の食品にはない「Lドーパ」を含有する希少なこの豆は、これからさらに多くの人々の健康に寄与することになるでしょう。国産ムクナ豆の発展に今後も目が離せません。