やっぱり安心なのは「国産」だから
世の中には外国産ムクナ豆が売り出されていますが、やっぱり国内で、作り手の顔の見える安心感には代えられません。国産ムクナ豆を求める声が多くなる一方で、一度廃れてしまった国産ムクナ豆の復活は至難の業でもありました。 先代の時代からいち早くムクナ豆栽培を続ける和歌山県の(株)紀州ほそ川による、国産ムクナ豆復活への取り組みをご紹介します。
和歌山県の「紀州ほそ川」自社農場にて 社長自らムクナ豆栽培に関わっています。
先代の遺志を継ぎスタッフが全国を奔走農地の大幅拡大へ
紀州ほそ川は和歌山県みなべ町で、100年続く梅干屋です。2008年、和歌山県立医科大学神経内科の、パーキンソン病研究に協力する形で、紀州ほそ川でのムクナ豆の試験栽培がスタートしました。 「伝統食材を未来につなぐこと」を大切にする当社では、「国産ムクナ豆復活」という先代会長の遺志を引継ぎ、スタッフが全国を奔走、和歌山県内だけでなく、ムクナ豆栽培に適した滋賀県や熊本県などの産地開拓に取り組み、自分たちで土づくりから関わることで自信を持って世に出せるムクナ豆の生産体制を整えてきました。
滋賀県契約農場

熊本県契約農場
作ったムクナ豆に、責任を
紀州ほそ川ではムクナ豆の品質に、加工後まで責任を持つために、大阪河崎リハビリテーション大学と共同研究をスタートし、Lドーパ測定機を導入。加工前だけでなく、製品化後の測定を行っています。 計測の結果分かったことは、加工の仕方によりLドーパは著しく減ってしまうということ。手間暇かけて育てたムクナ豆の「肝心のLドーパ」が加工により失われることのないように、開発チームと研究チームがタッグを組み、綿密な製品開発を行っています。

