土地を選ばずよく育つムクナ豆
ムクナ豆は極めて丈夫で育てやすく、土地を選ばずすくすくと育ち、特に肥料も必要としません。鉢植えでもよく育ち、蔓を伸ばして葉を繁らすため、家庭菜園やグリーンカーテンにもおすすめです。
育苗
土に直播きでも発芽しますが、おすすめは育苗ポットで育てる方法です。できれば豆をぬるま湯に半日ほど浸してから、育苗ポットへ1粒ずつ播きます。
気温が低すぎると芽がなかなか出ません。最低気温が7度を下回る場合は、保温シートをかぶせるなどして発芽を助けてやりましょう。
失敗!虫にご注意
ぬるま湯で柔らかくなった豆は、虫の食害に注意が必要です。写真はなめくじに食べられてしまった種豆。虫が気になる場合は不織布カバーや防虫ネットを利用しましょう。
植え付け
本葉2~3枚が植付の適期で、5月半ばから5月中、一日の平均気温が20度以上になった頃が目安です。植付初期はたっぷり水やりをすることでしっかり茎を太らせて成長します。
支柱立て
今回はアーチ状の支柱ですが、きゅうりを育てる要領で、ネットを張って誘引してやると、生育旺盛に上へ左右へ蔓を伸ばします。きゅうり型の支柱の場合、風で倒れやすいので支柱を強固にします。
草刈り
ムクナ豆はアレロパシー作用で雑草に比較的強いですが、地植えの場合は苗周り50cmほどの草を根ごと刈り取りましょう。
鉢植えの場合も雑草を刈ることで育ちが良くなります。植え付け以降は、夏場は月に1~2度程度草を刈ります。
6月のムクナ豆
みるみる蔓が伸び、葉も青々と繁ってきました。
失敗!風で倒れた
もう一株別に植えた鉢は、支柱が高くどんどん上に葉が伸びていたのですが、風が強い日に倒れてしまいました。プランターは特に、頭でっかちになりやすいため、風に注意が必要です。
横長のプランターを選ぶなど、根元がどっしり安定するタイプを選び、強固な支柱を立ててやりましょう。
7月 開花
花が付きました。うれしい瞬間です。
結実
一週間のうちに、あっという間に莢がつきました。短い花期から莢へとどんどん変わる姿に目が離せません。
8月 実の充実期
夏の日差しをたっぷり浴びて、実が充実してきました。ムクナ豆はますます葉を繁らせます。
11月以降 収穫
晩秋に黒く完熟してきたら、しっかりLドーパが増えているサインです。晴れた日を選んで収穫し、しっかりと乾燥させます。
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