ムクナ豆用語集

 はたらくムクナ豆

ムクナ豆に関する用語をまとめました。

イソロイシン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。筋肉や成長、肝機能、神経伝達にはたらきかけます。からだの成長を促すのに役立つアミノ酸です。また、バリン、ロイシンと ともに分岐鎖アミノ酸類(BCAA)と呼ばれ、筋肉のエネルギー源となり、運動中の筋肉消耗を低減するための効果があります。このことから活動的な生活を送るための必 須栄養素と言えます。さらには、血管の拡張や肝機能の強化にも役立ち神経の働きを良くする効果も観測されています。

Lドーパ

神経伝達物質であるドーパミンの材料であり、摂取後に体内でドーパミンへと変換されます。Lドーパは自然界で産生され、ある種の食物や薬草に含まれています。特にム クナ豆にはLドーパが豊富に含まれています。

コンパニオンプランツ

一緒に作る、もしくは隣に作ることによりお互いに良い影響を与え合う、相性の良い植物の組み合わせを「コンパニオンプランツ(別名:共栄作物)」といいます。ムク ナ豆は雑草の成長を抑える性質はありますが、イネ科の植物の成長は妨げないので、トウモロコシと一緒に育てるコンパニオンプランツとして利用されます。

ジスキネジア

神経学的症候のひとつであり、自分の意志とは関係なく、体の一部が勝手に不規則で異様な動きをする現象(不随意運動の一種)を指す。主に顔や手足、舌、口唇など特 定の筋肉に出現します。自分の意志で止めることができず、止められてもまたすぐに起きてしまうことが特徴。脳や神経の病気の一症状として出現する場合と、薬の副作 用として出現する場合がありますが、多くは薬の副作用で出現するとされています。

自然循環型農業

有機・無農薬栽培を基本とし、さらに自然との調和を目的にした安心・安全な栽培方法を実践する農業のこと。ムクナ豆は葉や根、豆など全体に多量に含まれるL-ドーパ が広葉の雑草の育成を阻害するため、農薬を使わなくてもそれ相当の効果を見込める農薬の代替物になると考えられています。

瀬川病

足が内側に入って上手く歩けなかったり、手足が緊張して思うように動かすことが出来なくなる、姿勢が曲がってしまう、姿勢を保つことが難しい、手が震える、首が震 える、止めようとしても手足が動いてしまう等の症状の病気。幼児期に発症することが多く、成長すると症状が強くなり、朝の調子は良いのに夕方に悪くなる日内変動を 呈することが特徴。瀬川病の場合、L-ドーパの投与で多くの例は改善します。

前駆体

一連の生化学反応で、AからBへ、BからCへと変化するとき、たとえばCという物質からみたAやBのことを前駆体(ぜんくたい)といいます。Cに先だって生じて、 全部または一部がCの材料となっているもの。アドレナリン、ノルアドレナリンにおけるドーパミン、ビタミンにおけるプロビタミンなど。前駆物質とも呼ばれます。

鉄分

ムクナ豆に多く含まれる成分の一つ。鉄分は、体内でドパミンを作るのに使われているため、鉄分が不足するとドパミンの量が減少し、情報伝達がうまくいかなくなると 考えられています。そのため、鉄分不足による動悸、息切れ、めまいなどの諸症状が起こるといわれています。

ドーパミン

ドーパミン(dopamine)は、中枢神経系に存在する神経伝達物質であり、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体。運動調節や、ホルモン調節、意欲(やる気)、快 の感情、学習などに関わっています。セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンを総称してモノアミン神経伝達物質と呼びます。 またドーパミンは、ノルアドレナリン、アドレナリンと共にカテコール基をもつためカテコールアミンとも総称されています。医学・医療分野では日本語表記をドパミン としています。

トレオニン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。スレオニンとよばれることもあります。成長・脂肪肝にはたらきかけます。成長を促進する効果があります。また、バランスの 良くない食事や不摂生による肝臓への脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。

トリプトファン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。鎮痛や鎮静・精神安定に働きかけます。神経伝達物質であり鎮静や催眠効果があるセロトニンの原材料です。セロトニンが不足 すると、鬱症状や不眠症などを引き起こしてしまいます。

長いも

長いもにはLドーパを分解する酵素が含まれており、一緒にとるとレボドパの含量が下がります。同時に接種するとLドーパの吸収を阻害してしまうので、約2時間 くらい時間を空けてとることが推奨されています。

パーキンソン病

手の震えや動作や歩行の困難など、運動障害を示す進行性の神経変性疾患。進行すると自力歩行も困難となり、寝たきりや車椅子になる場合があります。おもに40歳以上 の中高年の発症が多くみられ、特に65歳以上の割合が高くなっています。錐体外路症状を呈し、アルツハイマー病と並んで頻度の高い神経変性疾患と考えられています。 日本では難病(特定疾患)に指定されており、本症以外の変性疾患などによりパーキンソン様症状が見られるものをパーキンソン症候群と呼んでいます。

ハッショウマメ

ムクナ豆の和名。うまく収穫出来るとその量がとても多いことから「八升豆」と名づけられたという説があります。

バナナ

バナナにはLドーパを分解する酵素が含まれており、一緒にとるとレボドパの含量が下がります。同時に接種するとLドーパの吸収を阻害してしまうので、約2時間くらい 時間を空けることがおすすめです。

バリン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。成長や筋肉、肝機能にはたらきかけます。ロイシン、イソロイシンとともに分岐鎖アミノ酸類(BCAA)と呼ばれ、筋肉のエネ ルギー源となり運動中の筋肉消耗を低減するための効果があり、活動的な生活を送るための必須栄養素と言えます。ほかにも血液中の窒素バランスを調整する効果があり ます。

必須アミノ酸

動物の成長や生命維持に必要であるにも関わらず、人や動物が体内で作ることのできない9種類のアミノ酸(イソロイシン、リジン、ロイシン、メチオニン、フェニルア ラニン、トレオニン(スレオニン)、バリン、トリプトファン、ヒスチジン)のこと。ムクナ豆には青魚のまいわしやソラマメとほぼ同等量の 必須アミノ酸が含まれているため、疲労回復効果や成長促進に役立つと考えられています。

ヒスチジン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。成長期・神経にはたらきかけます。他の必須アミノ酸とは違い、子供は体内で合成できません。(※大人は合成できます)子供 の成長には不可欠なアミノ酸です。他にも、神経機能を補助することも知られています。

ビタミンC

Lドーパは胃酸で溶けて十二指腸で吸収されるため、胃酸分泌量を増やすためビタミン C(レモン水など) と一緒に服用することにより、Lドーパの吸収が良くなると考え られています。ビタミンCには鉄の吸収を高める作用があるため、ムクナ豆に含まれる鉄分の吸収を高めてくれます。

フェニルアラニン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。神経伝達や鎮痛・鎮静にはたらきかけます。神経伝達物質であるノルエピネフリン(ノルアドレナリン)とドーパミンの原材料 になるアミノ酸です。神経の伝達を良くしリラックス効果があり、他にも関節やケガの痛みを軽減する効果やウツ状態を解消し気持ちを高揚させる効果も認められていま す。

不随意運動

不随意運動とは自分の意思とは関係なく、体が勝手に動いてしまう現象です。体の一部だけ(手の震えや、足がむずむずする、顔のぴくつき等)の軽微なものから、全身 に及ぶものまで含まれます。主な不随意運動の種類としては、振戦(しんせん・ふるえのこと)、舞踏病様運動、 バリスム、ミオクローヌス、アテトーゼ、ジストニア、 ジスキネジア、痙攣(spasmとcramp)などがあります。

ムクナ豆

ビロードマメ(Mucuna pruriens)の変種の一つで、マメ亜科トビカズラ属に属する植物です。学名はMucuna pruriens var. utilis。インドからヒマラヤ原産と言われており 、多様な品種が熱帯アジアを中心に広く分布しています。つる性の植物で、3~18mにまで成長し、白から濃い紫の藤に似た花をつけます。根や茎、葉、さや、豆など植 物全体にLドーパが多く含まれており、植物の中でもLドーパ含有量が特に多いことが特徴です。

むずむず脚症候群

レストレスレッグス症候群と呼ばれることもあります。じっと座ったり横になったりすると、主に脚(まれに腰や背中、腕、手)がむずむずする、ぴりぴりする、かゆみ 、痛みなどの強い不快感が現れる症状です。特に夕方から夜間にかけて症状が顕著になるケースが多く、睡眠障害の原因にもなりやすい病気です。 原因は脳内の神経伝達物質の1つであるドパミンの機能障害や鉄が関与していると言われています。

メチオニン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。鎮静・鎮痛にはたらきかけます。かゆみや痛みの原因になるヒスタミンの血中濃度を下げたり、コレステロール値を下げる作用 などがあります。また、鬱症状を改善し気分を和らげる効果があります。

リジン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。吸収や代謝、抗菌、修復に働きかけます。タンパク質の吸収を促進させ、カルシウムの吸収をよくしたり、ブドウ糖の代謝に役 立ちます。ほかにも、体を作る働きがあるので組織を修復して成長にかかわる作用が知られており、他にも細菌やウイルスの働きを抑制する働きや肝機能を強化する効果 もあります。

レストレスレッグス症候群

むずむず脚症候群の別名です。ドパミンの機能障害が関与していると言われています。

レビー小体

タンパク質の塊であり、神経細胞に発生する異常な蓄積物です。主成分はアルファ・シヌクレインという異常なタンパク質で、このアルファ・シヌクレインが神経細胞に たまると、神経細胞がダメージを受けて減ることが分かっています。そのため、レビー小体(アルファ・シヌクレイン)がパーキンソン病の原因ではないかと言われてい ます。

レモン水

Lドーパは胃酸で溶けて十二指腸で吸収されるため、胃酸分泌量を増やすため、ビタミン Cを含むレモン水と一緒に服用することにより、Lドーパの吸収が良くなると考え られています。さらにビタミンCには鉄の吸収を高める作用があるため、ムクナ豆に含まれる鉄分の吸収を高めてくれます。

ロイシン

ムクナ豆に含まれる必須アミノ酸の一つ。肝機能や筋肉にはたらきかけます。肝機能の円滑化や強化が主たる効果です。また、バリン、イソロイシンとともに分岐鎖アミ ノ酸類(BCAA)と呼ばれ、筋肉のエネルギー源となり運動中の筋肉消耗を低減するための効果があるので活動的な生活を送るための必須栄養素と言えます

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